ギリシャ・イタリア・フランス

ヨーロッパ3カ国8日間ツアーに、ママと参加!記念すべき、初イタリアでもあります。
イタリア2日目、ナポリ・ポンペイへ行くはずが、
私はローマに残り、一人で過ごしました
この時、ママが許してくれたから、今の私があるのかもしれません。

          


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GREECE(ギリシャ)

1日目

東京発→ギリシャ、アテネ泊。
ホテルは
『HOTEL DIVANI PALACE ACROPOLIS』(ディバーニパレスアクロポリス)と、何ともギリシャっぽい名前。到着は深夜。ホテルではイブニングドレスを着た人が沢山いて、真夜中にパーティーをしていました。「ヨーロッパって、こんな夜中までパーティーするんだ。舞踏会?」・・・これが最初の感想となりました。



2日目

翌朝、寝ぼけまなこで支度。髪をセットしようと、持参のドライヤーのスイッチを入れたとたん「ボンッ!」と火を噴いて爆発。恐しかった・・・。この時点で、旅行中の髪型は妥協することが決定。あ〜あ。
(持参の変圧器が、ドライヤーには対応していなかったよう。髪や顔が焼けなかっただけセーフ。ほっ。皆様も、お気をつけくださいませ。)


アテネ市内観光
大統領官邸、アクロポリスの丘、フィロパポスの丘、そしてあの有名な・・・パルテノン神殿!!
紀元前5世紀に造られたものだそう。(『紀元前』って、想像がつかないほど昔だなぁ。)
そんな昔に、よくぞ人の手でこんなすごいものを作ったなぁ。アクロポリスの丘の一番高い所にあり、アテネの市街地からも見え、不思議なムードが漂っていました。

   

 



オリンピック競技場
1896年4月に行われた第一回近代オリンピックのメイン会場となった所です。広さは33m×204m、白大理石で出来ていました。せっかくだから、競技場をダッシュで走ってみました。



その後、ツアーは解散で自由行動に。ガイドさんがアテネ市内の大まかな説明をしてくれました。地図を片手に、思いつくままブラブラ歩いていると、雑踏とした庶民の市場のような一角を発見!「掘り出し物がありそうじゃない?」と言いながら、ママと私は地元の人たちに混じって、お買い物。出店でアクセサリーを買ったり、キレイなコーヒーカップを見つけて興奮気味。何気なく持参の地図を見て「ここ、どこかね?」と確認し、真っ青!そこは、ガイドさんが「スリなどがいて危険だから、絶対に入ってはいけません!」と言っていた『オモニア広場』なのでした。何事もなかったから良かったけど、冷や冷や・・・。夕食は、ギリシャ料理のレストラン。名物ムサカやローストチキンなどを食べました。



3日目

一日かけて、
エーゲ海クルーズエギナ島、イドラ島、ポロス島と、サロニコス湾に浮かぶ3つの島を廻りました。クルーズ船では、ランチバイキングと民族衣装をまとった陽気なダンサーのショーを楽しみました。

どこまでも青い海!深い所は黒に近い青色です。3階のデッキに出ると、カモメたちが船を追いかけています。どうやら2階のデッキで、観光客がパンをちぎって投げているよう。海は潮の香りがするものですが、ここでは全くありません。ガイドさんの説明によると、
あまりに海が濁りなく美しいため、プランクトンが生息せず、海草ができないし、魚もあまりいないんだとか。

エギナ島に到着。ママは、船着場の目の前にあるお土産屋の店先で、海綿を購入。
「これね〜、お化粧に良いのよぉ。日本で買うと、小さくて高いの。」だそう。ここでは野球ボール大のものが、店先にたくさん吊るされています。そして再び船に乗って、次の島へ。船から見る海岸沿いの町の景色は、絵本の中に入り込んだみたいに可愛かったです。本当に、こんな所で生活しているんだなぁ。平和そうだな〜。

 

イドラ島
のどかな島だと思っていたけど、ちょっとした
恐怖体験がありました!島に到着後、自由行動。ママは持参のビデオカメラで撮影に夢中。私は暇なので、ブラブラ歩いていたら、ロバを引っ張っているおじさんに、「ハロォー!」(英語っぽい発音ではなかったので、あえてカタカナ表記)と話しかけられました。何を言ってるのかさっぱり?だったので、適当にうなずいて、ニコニコしていたら、「ほいよっ!」と、ロバに乗っけられてしまいました。

おじさんは陽気な歌をうたいながら裏道へドンドン進みます。私は引きつった顔で、
「このままどうなるんだろう・・・。(汗)」ツアーの人たちがいる広場からどんどん離れていき、「殺されるんだろうか。」と、よからぬ心配をはじめ、楽しむどころではありません。しかも、明日からイタリアへ行くので、ギリシャのお金(ドラクマ)は、ほとんど使い果たしていたのに気がつきました。「このロバに、いくら払うわけ?」と思い「戻ってください。」と言うと、裏路地でお金を請求されました。でも何と言っているのかさっぱり分からないのです。ほんの数分ロバに乗っただけだけど、命が一番大事。(オーバーだな・・・。)

お財布を見ると、ギリシャの紙幣(ドラクマ)は日本円にして数10円ほどしかなくて、恐る恐る、
日本の1000円札を見せてみました。すると顔色が変わって、陽気なおじさんがさらに陽気に。「絶対高すぎるんだろうな、馬鹿な日本人とか思われてるんだろうな。」と思ったけど何も言えませんでした。

                

ロバに乗ったまま広場に戻って来ると、ママは遠くの方で、まだ撮影しています。カメラがこちらの方向を向いていたので
「私のこと、見えてるのかな?」と、救いを求めて手を振りました。でも、レンズをのぞいていて視野が狭いのでしょう、まったく気がつきません。結局、ロバから降りて、逃げるようにしてママの所へ行きました。ロバに乗ったことを話すと、「あ〜ら、そうだったの?全然知らなかったわ。」と呑気な答えが。あんなに恐かったのに。うぅ・・・。

(後日、このときママが撮影したビデオを見たら、引きつった顔で必死にロバにまたがり、手をふっている私が、画面に入ったり消えたり、また入ったり消えたりしていました。苦笑・・・)

 

ポロス島では、観光の後、船着場の前のお土産屋を見て歩き、ママはバッグを購入。こうして、無事エーゲ海クルーズは終わりました。

夕食は、アテネ市内のレストラン。テーブルに運ばれてきたのは、イカ、海老、タコなど
シーフードの素揚げ。油っこいものが苦手な私は「うえ〜。食べられるかな?」と思ったのですが、意外とあっさり。(オリーブオイルで揚げているからかもね。)レモンを絞って、ディップをつけていただきました。




          

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