うちの父は私の友達にとても人気があり、「パピー」と呼ばれています。
また、職場でも若い女の子たちに大人気なんですって。
パピー
と、8歳年下のいとこのりかと3人で、台湾の姉の家にお邪魔しました!


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1日目

成田空港集合!りかはマスクをしていた。
風邪で熱があり、
今朝38.9度あり、鼻が止まらないそう。
パピーは
「マスクの中で、鼻にティッシュ詰めとけ!」と言っていた。
カフェで休憩。パパは
「おれ、コーラ」・・・。
おいおい、カフェにコーラなんてないからぁ。

出国手続き。りかは、まじめな税関係員に、
「マスクを取ってください」と言われた。
一瞬固まるりかの表情。それを聞いてた私も一瞬固まった。
幸運にも、カフェでティッシュを外し、そのまま忘れていたんだって。
「もしあのまま鼻にティッシュ詰めていたら・・・」と大爆笑だった。

夜、台湾着。送迎の車でお姉ちゃんの家へ。
パピーのスーツケースは、お姉ちゃんからの頼まれ物でぎっしりだった。
あろうことか、せっかく持って来た化粧水が容器からもれ、スーツケースの中が水びだし。
大きなシミとなって残った。
お姉ちゃんにはがっかりされ、4歳のあーちゃんにまで
「あ〜あ」と責められる。
女の中に男が一人
だと、立場が弱い。


2日目

一夜明け、起きてリビングへ行くと、パピーはもうしたく済み。というか、興奮して眠れなかったそうな。
「朝市へ行くぞ!」と張り切っている。お姉ちゃんとあーちゃんはまだ熟睡中。
私とりかは、パピーに連れ出され、家を出た。家の近所の朝市を、地元の人に混じって歩く。
威勢の良い店のおばちゃんの声につられて、試食させられ、気付くとビニール袋片手に、
食べる・・・というのが朝市の楽しさ。




近所の古いスーパーで、私はイタリアのチョコレートと、怪しい絵柄の喉飴(激まずっ!)
りかは
水餃子用醤油。パパは、ラケット型蚊たたきを買っていた。
(この時点で、個性的な3人の旅が期待される?)

一度家に戻り、お姉ちゃんたちと皆で忠烈祠へ。
ここでは、1時間毎に
衛兵交替式を見ることができる。
あーちゃんが行進する兵隊さんの後ろで、真似して行進していて可愛かった。


   

台湾のタクシーは、料金は同じなのに差が極端で、やたらと手を挙げると、
とんだ
貧乏くじを引く羽目になる。
だから、ここで生活しているお姉ちゃんの教えどおり、きれいなタクシーを探していた。
ところが、
「俺のに乗れよー!」と近寄って来た1台のタクシー。
無視したのに、ドアまで開けられ、仕方なく乗った。
ところがこれが想像以上の
「クセモノ」だった。運転手は酒臭く、
「弟がお茶を売っているから寄っていかないか?」(しかも店ではなく、茶畑らしい)とか、
荒い運転の車を指差し、日本語で

「バカヤローナンバーワンッ!」
と言い、自分の車を、
「バカヤローナンバーツーッ!!!」
と言い出した。一同苦笑い・・・。

そんなとんでもないタクシーで、何とか無事圓山ホテル到着。
「ここは、中国宮殿風の伝統美と、ハイクオリティーなサービスを提供してくれる、
台湾屈指の5ツ星ホテルでございます。」(台湾旅行ガイドより抜粋)

まさに
地獄から天国へ這い上がった気分でありました!


  

写真を撮って、お土産屋さんへ。水晶のブレスレットを買ったら、次から次へとお菓子の試食をさせてくれた!
しまいにはティッシュに包んで持ち帰り用に、と渡された。
これ台湾では珍しくない光景。サービス精神旺盛で、試食の量も半端ない!
人の良い、台湾人の気質を感じられるひとコマである。



昼食。景色を一望できる窓側の席で飲茶を堪能。ここのマンゴプリンはお姉ちゃんの一押し!
絶妙な舌触りで激ウマ!

食後は、普通の(ここ、強調したいね!)タクシーに乗り中正紀念堂へ。
中正紀念堂の敷地内の広場では、この日は偶然、100以上の出店が出ていた。


   

食べ物はもちろん、日用雑貨、小物、便利グッズなど何でもある。
私はクリスタルの風鈴を買い、屋台の食べ物をあれこれ食べ、
台湾名物ながーいソフトクリーム(知らない方はコチラ)を食べた。
私たちが写真を撮っていたら、たまたま通りかかった、
台湾人イケメンサラリーマンが笑っていた。
「一緒に撮りましょう」と私と2人で撮ったら、りかが「私も」と言い、りかにはなんと名刺を渡していた。
え?私は??
パピーは、
「おい、りか!この名刺の連絡先に連絡すれば、玉の輿に乗れるぞ!」
ですって。りかも、まんざらじゃなさそうだったけどね。(笑)

  

夕方、西門町へ。
ここは駅を挟んで
「おばさん市場(城中市場が正式名)」
「若者の街(台湾の原宿と呼ばれる)」
に分かれている。
まず「おばさん市場」へ。
パピーは、友達の奥さんに頼まれたものを買えて一安心。そして、「若者の街」へ一同繰り出す。

私とりかは、飛び回るように店を転々とし、洋服、靴をたくさん買った。
私とお姉ちゃんは、
同じ店で気がつけば同じ服を手にしていて、色違いをお買い上げ!
(こういう時に、
「やっぱり姉妹なんだなぁ」と思ってしまう。)
会計後に、
同じ服のさらに色違いを見つけ、お姉ちゃんはそれも買っていた。よほど気に入ったのかねぇ?

小腹が減ったら、この街のど真ん中にある
「阿宗麺線」
かつお節のダシがきいた細麺で、ご飯茶碗くらいの器に入れてくれ、店の前の道路で皆立ち食いする。
これがまた、おいし〜のだ!



夜は、お姉ちゃんの旦那さんと皆で「欣葉」という台湾料理屋へ。ここもお姉ちゃんの一押し。
牛肉の炒め物もっちりした杏仁豆腐がおいしかった。
帰りのタクシーでは、あーちゃんと
『声を出さないゲーム』をするのが習慣になりつつある。
口パクで何と言ったかを当てるゲームだ。
でも私は疲れて寝てしまい、りかが犠牲になっていた。
一日中、ほとんど休まず歩いていたのでクタクタ。
でも不思議と、翌朝には回復している!

   
電車の切符売り場にて      あーちゃんも、よく歩いたね〜!




          
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