2003年秋3週間滞在。ローマを拠点に北イタリアを旅しました。
行きの飛行機で隣になった、
58歳のおじさんは、
1ヶ月かけて
自転車南イタリアからスイスまで行くんだって!
偶然にも、私の実家のご近所さんで、同じ小学校の卒業生でした。
しょっぱなから運命的〜!旅での出会いが楽しみです!ワクワク!

          


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ROMA(ローマ)

ローマ到着!
空港にはアイちゃんが花束(をかたどったチョコレート)を持って、迎えに来てくれました。
久しぶりの再会に感動!アイちゃんありがとう〜!
この日、アイちゃんの家に泊まるはずが、同居人に伝えていなかったらしく、(おいおい!)
アイちゃんの同級生のクリスティアーナの家にお世話になりました!


  

ローマの中心地から電車で1時間半の、ラウちゃんの家に遊びに行きました。
この日に限って10時15分発の電車が運休で、途中から長距離バスに乗り換えました。
「直行の電車は、12時25分発だよ!」と平然と言われたけど、待てるかっつーの!

ラウちゃんは、もうすぐ出産予定で、臨月の大きなお腹で迎えてくれました。
「ミルが滞在中、産まれるかね〜!」と言っていたのですが、間に合いませんでした。残念。



マンマ特製のLASAGNA(ラザニア)。美味しかった〜。作り方を、メモ帳に書いてくれました。
私達は日が暮れるまで語り合い、ご主人アンドレアの運転で、ローマ市内まで送ってもらいました。
この夜から、
アイちゃんのアパートに居候することになりました。


翌朝、アイちゃんは張り切って朝食作り。
以前、私がイタリア滞在中に
「アメリカンブレックファーストが食べたい〜!」
ヨーロッパの朝食は、ビスコッティとカフェだけ、等とても質素なのですよ。)
と言っていたのを覚えていて、あれこれ用意してくれました。アイちゃん感謝!

  

アイちゃんは、ローマの観光バスガイドの仕事をしています。
ある日、私もアイちゃんがガイドするバスに乗せてもらいました。説明はイタリア語と英語。
「右手に見えますのは〜、サンピエトロ寺院でございます〜!」
イタリア語、早い!「私と話す時は、ゆっくり話してくれてるのね〜!」と思いました。
イタリア人だからイタリア語は話せるのは当然だけど、とても格好良かったです!


またある日、ラウラとステファノが働いているデザイン事務所の
VIP待遇で、映画『キルビル』の試写会に行きました。
家にステファノが迎えに来てくれて、バイクの後ろに乗せてくれました。
ただでさえ、交通の騒音でうるさいのに、ずーっと話しかけてきます。
「え?聞こえないよ!」と言うと、更に大きな声で話しかけてくるので、
私も大声で答え、映画館の前に着く頃にはゼーゼー・・・。
喉を潤すために(?)、ジェラートをおごってくれました。
芸能人がたくさん来ていて、大盛り上がり。夜23時半を廻り地下鉄がもうないので、
アイちゃんのアパートまで、ジャンマルコが車で送ってくれました。

  

数日間、アイちゃんのアパートにお世話になったのですが、届くはずの新しいソファーベッドが
予定通り来なかったのと、アイちゃんが風邪をひいてしまったからと、同居人とケンカをしてしまった為と、
ローマ中心に近い家にいた方が、夜遅くまで遊べる事と、ラウラの友達は車かバイクを持っているので、
移動に便利だし、マンマがいるから私が携帯電話を持っていなくても連絡がつきやすい、などの理由から、
ラウラの家にお世話になることになりました。



2000年の滞在中にも約2ヶ月間お世話になったお家なので、我が家に帰ったような気分でした。
マンマが大歓迎してくれました。ありがと。お兄ちゃんのパオロも、嬉しそうに微笑んで迎えてくれました。

マンマは、とにかくおしゃべり大好き!家族+私の誰かしらを捕まえて、ずーっとしゃべっているのです。
以前は、このおしゃべりに付き合わされておかしくなりそうだったけど、いやぁ、懐かしいなぁ・・・。

最近では、ラウラに年下の彼氏ができたらしいけど、家に一度も連れて来ないし、ラウラの服の趣味は、
セクシーな露出度の高いものに変わり、夕食はほとんど家で食べなくなったし、夜も、真夜中に出掛けたり、
明け方まで帰ってこなかったりで、心配なんだそうです・・・。
「ねぇ、ミル、彼氏見たでしょ?どんな人?大丈夫そう?ミルはどう思うの?
 私はね、前の彼の方が好きだったのよ。私にも優しかったし、家にもよく来てたし・・・(延々続く)」

という感じでした。


  

クラウディアの友人達と、トラステヴェレのピッツエリアに行きました。
皆との食事はワリカンなのですが、日本人の私は少食で、ちょっと損した気分。
ほとんどの人が、前菜から順に平らげ、ワインを数杯にデザート、コーヒー・・・
でも、皆でワイワイ楽しいから、いいか!


  

サラの愛車SMART(「スマルト」と発音する。「スマート」は英語読みです。)でお出掛け。
駐車場では、係りの人が「こっちだ、こっちだ!」と、停めやすい所を優先的に勧めてくれます。
多分、サラが可愛いからだと思う・・・。
バールに入っても男性店員の目はサラに釘付けで、目で追っているのがあからさまにわかるのです。
サラにそう言うと、「ミルのことも見てるわよ!」とナイスフォロー。
サラはいつものことなので何とも思わないみたいです。

サラが彼氏の写真を見せてくれました。海に行った時のものだそうですが、それを見て私はビックリ!
「あれ?サラ〜、ステファノってイタリア人じゃないの?」
なぜなら、イタリア人の男性は胸毛があるのが普通なのですが、彼にはなかったのです!
それを言うとサラは大爆笑!!!
「ミル、何言ってんの〜!いやだぁ〜!彼はれっきとしたイタリアーノよぉ。
 この時は海で裸になるから、胸毛を剃ったの。普段はあるのよ〜!」
とのこと。ははは・・・。
それはそれは、やっぱりイタリア人でしたか。


  

マルセルの新しい事務所にて。
実は私、以前マルセルの事務所で、秘書のような仕事をさせてもらっていました。
年に数回発行するフリーペーパーの原稿を作ったり、日本の新聞記事をイタリア語に直したり、
マルセルが中国へ行った時の記事が中国の新聞に載ったものをイタリア語に直したり・・・
(どうやら、日本語と中国語は同じだと思われている。漢字を見てイメージし、適当にやったの。笑!)

その事務所は私の留学最終日、火事になったのです。
皆が集まるリストランテに遅れて来たマルセルのワイシャツは、ススで真っ黒。
そんな大変な状況なのに、私のお別れ会に笑顔で参加してくれたのでした。

あれから約3年が経ち、ここへ転移してきたそうな。
現在は、スポンサーも増え、リストランテやお店の広告、割引チケットを沢山載せています。

  
事務所内で電話をかけている男性は、人形。マルセルは芸術家なんですよ〜。


マルセルとクラウディアと3人で、スポンサーのリストランテに行きました。
フォカッチャの焦げ目を見て、マルセルは「ミル、見て!ここに顔がある!」だって。
フォカッチャの焦げた所が、人の顔に見えたそうです。うーん、やっぱり芸術家は言うことがちがうね。


   

パスティッチェリアにて。ラウラと、gelato con la cioccolata caldaを食べました。
冷たいジェラートの周りを温かくとろみのあるチョコレートが囲い、つけながら食べるのです。甘〜い!
店員が、サービスでクッキーを持ってきてくれました。これも甘〜い!
イタリアでは、女の子がお店に入ると、頼んでいないものをくれるのです。
私達が可愛いからかしらん?いや、ラウラだけ?

翌日は、ラウラの彼ダニエレの23歳の誕生日なんだとか。
「え?23歳?」と聞き直す私に、ラウラは、「おかしい?合わない?やっぱり年、離れ過ぎ?」
と聞いていました。
(私とラウラは同い年。ラウラは一足お先に、30歳になっていた!)


    

サラとポルタポルテーゼ(蚤の市)の帰り、リストランテで食事しました。
露店で私が目覚まし時計を買うとき、サラが値切ってくれました。
店員は、サラの美貌に目がハートマーク!お陰で10ユーロを3ユーロで購入!
サラは、日本語の「めざましどけい」の発音がえらく気に入ったみたいで、
早口言葉のように、何度も繰り返していました。




夜のお散歩。トレヴィの泉にて。
トレヴィの泉の目の前に、3階建てのホテルがあるのですが、ラウラは、以前から宿泊料金が気になっていたよう。
「ミルなら観光客だから聞けるわよ!お願い、聞いていて!」と、フロントに宿泊料金を聞きに行かされました。
(1泊25〜30ユーロくらいだった)




          

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