タイ〜首長族の村へ〜

旅のきっかけは、TV『世界ウルルン滞在記』。首長族は本当にいるか?
この目で確かめてみたくて家族や友人に声をかけたけど、皆「行きたくない!」って。
仕方なく、一人で小さな旅行会社の、地味なツアーに申し込みました。当日、空港で
「このツアーの参加者は1名です!」と言われ愕然!「え?1名って私だけ?」

そんな訳で、ツアーガイドさんと2人、デートのような日々となりました。

          




(全4ページ 1   



1日目

ツアーに参加すれば、誰かいるだろう・・・と思っていた私が甘かった〜!8日間の旅で、ずっと私ひとりきりだなんて・・・ほんと、どうするんだよぉ。ガイドさん、日本人かなぁ?日本語わかるのかなぁ?寝台列車、一人で寝起きできるかなぁ?ツアーもガイドさんと、マンツーマンなのかなぁ?夕食はツアーについてないけど、どうする?考えれば、考えるほど不安が募る。

(私の顔は曇るどころか、引きつっていたと思います。)

でも、もう旅行当日。後戻りできません。
「首長族、見たいんでしょ?」「タイの屋台料理、食べたいんでしょ?」と、自分に言い聞かせ、出発したのでした。

飛行機は
インド航空。安っぽいつくりが、より一層不安にさせます。機内は、カレーの匂い。客室乗務員は、インドの民族衣装。機内食はやっぱり、カレーでした。大きなナンもついてきました。隣の人は、ヨーグルトがあるのに、私のには載せ忘れたみたいで、ない・・・。(涙)なんで、こうも私を困らせるかねぇ、神様〜!「旅は度胸!」と、気持ちを入れ替えることにしました。もちろん、ヨーグルトもゲットしました!

タイの首都、バンコクに到着したのは夜でした。ホテルまでの送迎バスで、別のツアーの女の子2人組と仲良くなり、ホテルのチェックイン後、待ち合わせをして、夜の街を散歩。屋台でかの有名な『フルーツの王様』ドリアンやランブータンを食べたり、露店や雑貨屋を見て、通りがかりの小さなレストランで夕食。


 

夕食は、飲み物(各2杯ずつ)、トムヤムクン(世界3大スープのひとつ!)、タイ風ヌードル2種、野菜炒め、サラダ、ご飯これで、一人70バーツ(200円くらい)。やす〜い!信じられない!と言うわけで、不安な気持ちはどこへやら、楽しい旅の一日目となりましたとさ。あ〜良かった。


2日目

朝食は、昨日の2人と共にホテルのビュッフェ。2人は今日からカンボジアへ行ってしまう。でも、旅の最終日にこのホテルに戻ってくる。私も同じ日にこのホテルに戻る予定。

今日は、
ガイドのヤンさんと2人で観光。ヤンさんはタイ人で、30歳のお兄さん。ニコニコ笑顔を絶やさない。メナム川を小さな縦長のボートに乗って、観光。
ボートは1回10バーツ(25円くらい)やす〜い。実は、私、ここへ来るのは今回2度目なんです。昔、母親と初の海外旅行で来た時は、ひとつのボートにツアー客全員詰め込まれて、ギューギューだったけど、今日はひとつのボートに2人+漕いでくれるお兄さんのみ。快適!

 
左は水上レストラン。小さな丼に麺を入れてくれる。食べるのは地上。右は、水上生活をしている人の家。

有名な『王宮』、『暁の寺』、『エメラルド寺院』を観る。寺院の壁は、宝石箱みたいにキラキラ輝いていて、とてもきれいでした!観光中、私のカメラは常にヤンさんが持ち、たくさん写真を撮ってくれました。

 

広場ではバンコク名物?の蛇を首に巻いたお兄さんがいて、私も首に乗せて写真を撮りました〜!前回、母が蛇を首に巻いて(『1987年旅行記』)、ツアーの人気者となり、ちょっぴりうらやましかったんだ。でも、私はしつこいようだけど、参加者1名のツアーに参加中・・・。人気者にはなれず・・・。

   

観光の途中に入った宝石工場で、ショーケースの中で輝く指輪に一目ぼれ!予想外の出費だったけど、買っちゃいました〜!

(この指輪はその後3年以上、お守りのように常に私の指で光っていました!)

夕方、バンコク駅へ。なんとこれから
寝台車で14時間かけてチェンマイという街へ行く。ガイドのヤンさんとは、ここで一度お別れ。明日の朝、チェンマイに着いたら、別のガイドさんが駅で待っていてくれるそう。でも、なにやら電車がものすごーく遅れている様子。私が乗るはずの電車が脱輪してしまったらしい。



アナウンスに耳を傾けて、駅構内のコーヒーショップで時間を潰す。すると、18時を知らせる音楽と同時に、すべての人が立ち上がり、国歌斉唱。私もびっくりして立ち上がってしまった。タイでは一日2回、町中に国歌が流れ、人々は全員起立するんだって。びっくりした・・・。

 
バンコク駅はとても広い!                              見事な脱輪!あらら・・・

そして無事出発!寝台車だと思って乗り込んだけど、普通の座席でびっくり。しかも、一人で4人席を使っていいみたい。ラッキー!と思っていたら、さっさと皆、席を畳みはじめ、あっという間に2段ベッドに変身してしまった!私の席のベッドメイキングを手伝ってくれた、斜め向かい席のタイ人の男の人が、到着まで私のお世話をしてくれた。彼の名前は、サニータイの警察官らしい。食堂車へ連れて行ってくれて、食事をごちそうしてもらった。「チェンマイで、どこのホテルに泊まるの?」と聞かれ、相手は一応男性なので、ちょっと不安。でも、私はツアーだから、大丈夫だろうと思い、チェンマイで泊まるホテルを伝えた。

(これが、後でとっても嬉しい、ビッグサプライズとなります!)

  
これがベッドとなる                    席から見た車内風景

  
寝台列車のチケット                          私の名前をタイ語で書くとこうなる




          

inserted by FC2 system