第1章(長期滞在編)

1.暮らし  2.食べ物とレストラン  3.ローマ在住日本人  4.やってみよう  5.失敗

6.出会い(前半) 7.出会い(広場) 8.出会い(後半) 9.留学準備 10.トラブル・おまけ!



第2章(留学編)

1.イタリアとの出会い 2.私が暮らしたアパート 3.お友達のお家 4.イタリアならでは 5.カッフェへのこだわり 6.ジェラートへのこだわり 7.ピザへのこだわり

8.リストランテとトラットリア
  9.語学学校@  10.語学学校A  11.失敗と発見色々  12.手作り料理  13.アルバイト  
14.交通事情@  15.交通事情A

16.友達との過ごし方 17.ポルタポルテーゼ 18.友達同士のイタリア語 19.ナヴォナ広場の夜BGM付♪ 20.電話とインターネット 21.日本が恋しくなったら

22.水道&光熱事情  23.ハロウィン  24.クリスマス  25.お正月  26.警察事件  27.働く子供たち  28.イタリア男 29.留学を終えて・・・BGM付♪



               


2つ目のイタリア語学学校

通っていた語学学校で、劣等生だった私が、
学校を変えたとたんに優等生になります!





ある日のこと。
私が毎晩のように遊んでいるナヴォナ広場で、ソプラノサクソフォンを演奏している
イギリス人のアンディと
「どうしたらイタリア語が上手くなるか?」を話していました。

アンディの習得法は、
「身振り手振りで、何度も繰り返し練習すること!」とのこと。
また、基本形「主語+述語+目的語」の文章に、徐々に飾りを付け加えていくんだとか。


私はチョコレートを食べました。

私は昨日チョコレートを食べました。

私は昨日友達からもらったチョコレートを食べました。

私は昨日友達からもらったチョコレートを食べたら、幸せな気分になりました。

こんな感じです。
そしてアンディに、公立の授業料無料の語学学校を教えてもらいました。




翌日、住所を頼りに行ってみると、そこは公立中学校の校舎でした。
受付で、「手続きは週3回、決まった時間に!」と言われ、出直すことに。

数日後、友人に付き合ってもらって、学校の登録に行きました。

ここでのデキゴトがとても印象的でした!

整理券を配り、呼ばれるまで1時間位かかると言われ、暇つぶしに外へ出ました。
しばらくして戻ってみると、
私の番号「21番」が抜かされ、
なんと、「23番」の子が登録をしていました。

びっくりして聞きに行ったら、
「それならこの子の方が早いから、あなたどいて!」と言って、
受付の人が「23番」の子を立たせてしまったのです。ゴメンナサイ〜!

(この子と、あとでクラスメイトになりました。)

VERBO ESSERE(Be動詞)の活用と滞在期間を言っただけで、クラスが決定!
初級クラスです!
「今までの学校では劣等性だったけど、初級クラスから始めれば、
ここでは優等生になれるかもしれない。
そうしたら、丁度バランスが取れて、勉強のやる気もアップするかも!」

(・・・という私の期待は、後日、見事に当たりました。)


登録も無事終わり、
学校からバスで20分程の、サンピエトロ寺院付近を友人と散歩。

ここで、思わぬ事件が!!
私のお勧めのパン屋に向かって歩いていたら、突然
「おい、21番!」と言われたのです。
「何のこと?」と振り返ったら、さっき学校で、私の割り込みを見ていた
アルゼンチン人の男の子でした!
彼も登録が終わって、ここまで来てパンを買った所だったのです。
友人には
「運命を感じる〜!」と言われましたが、結局クラスメイトにはなりませんでした。
残念・・・(?)


後日、郵便局でこの学校の登録料を振込み、私は正式にこの学校の生徒になりました。

                                   

学校初日、不安な気持ちは全くなく、ウキウキした気分で授業に参加。

思ったとおり、私はこの学校で先生に気に入られ、質問攻めでした。
なぜなら私が入ったクラスは、ほとんどイタリア語が話せない人のクラス。
という事は、先生と生徒は、ほとんどコミュニケーションを取れないのです。
だから多少話せる、私がターゲットになったのでしょう。

プリントを配って、問題を解いて、私が黒板に答えを書いて・・・
ここでは、
優等生の気持ちを味わうことができました。

しかし、しばらく初級クラスを続けた後、あまりにも簡単でもの足りなくなってしまい、
別のクラスの先生の所に、クラス替えの直接交渉に行ったのでした。


                                       

ここの生徒のほとんどは、仕事が理由でイタリアに滞在している人たちでした。
年齢も幅広く、同じクラスに10代の若者から、おじさん、おばさんもいました。

偶然立ち寄ったお肉屋さんで、
クラスメイトの中国人の男の子が働いていて、
普通は100g単位で包んでもらうその店で、パンと、生ハムスライスとチーズを量って、
その場でパンに挟んで、
オリジナルのパニーノを作ってもらったりしました。楽しかったなぁ〜!




その後、1つ目の語学学校は、トラブルがあり辞めてしまいました。
と言うのも、月ごとにレベル分けのテストがあるのですが、私のレベルは同レベルの生徒が
いなくて、クラスを作ることができないとのこと。1つ下か上のクラスならあるので、どちらか
選ぶように言われました。そんなの、どちらもムリ!!!
そこで、
「それなら、前払いした1ヶ月分の授業料を返して!」と言ったけど、もめる前に、
その月の授業に2回出ていたため、
「もう返金出来ない。」と言われました。

それをイタリア人の友人に話したら、
「イタリアーノ!(イタリア人だねぇ!)」と言われました。
このときばかりは、イタリアが嫌いになりそうでした。

(結局、もめにもめて、その後授業料は返却してもらいました。)





               

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