夜は、イギリス人男性アンディのソプラノサクソフォンが奏でるジャズの
音色が、広場のライトアップと、噴水に流れる水しぶきの音と合わさり、
この上ない雰囲気を醸し出します。
しかし演奏を聴いていると、「おぉ、ジャポネーゼ!」「美しい。飲みに行かない?」など
ナンパが絶えず、それを煙たがっていたら、アンディが「自分のすぐ横に居て良いよ!」
と言ってくれ、いつしか私の定位置ができました。
ある時、演奏を聴いた観光客がバラの花を置いていきました。
演奏後、そのバラを私にくれるというのです。
「あの人は、アンディにあげたのだから、遠慮するよ。」
と言うと、ふざけて楽器に挿してみたりしておどけていたけど、
結局は私がもらうことになりました。
(ヨーロッパの夜の街で、英国男性からバラの花をもらうなんて、ロマンチック!(≧・≦)♪ )
またある夜、演奏をテープレコーダーで録音させてもらったときのこと。
録音を初めて約10分、通りがかりの旅行者の男性が、「素晴らしい!」と、
100000リラ(5000円)をアンディに渡したのでした。
アンディがそのお礼に、自作のCDを渡すと、
さらに10000リラ(500円)くれました。
数え切れないくらいアンディの演奏を聴いたけど、こんなことは初めてでした。
(その時の貴重な音源が、このBGMです。\(≧▽≦)丿)
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