第1章(長期滞在編)

1.暮らし  2.食べ物とレストラン  3.ローマ在住日本人  4.やってみよう  5.失敗

6.出会い(前半) 7.出会い(広場) 8.出会い(後半) 9.留学準備 10.トラブル・おまけ!



第2章(留学編)

1.イタリアとの出会い 2.私が暮らしたアパート 3.お友達のお家 4.イタリアならでは 5.カッフェへのこだわり 6.ジェラートへのこだわり 7.ピザへのこだわり

8.リストランテとトラットリア
  9.語学学校@  10.語学学校A  11.失敗と発見色々  12.手作り料理  13.アルバイト  
14.交通事情@  15.交通事情A

16.友達との過ごし方 17.ポルタポルテーゼ 18.友達同士のイタリア語 19.ナヴォナ広場の夜BGM付♪ 20.電話とインターネット 21.日本が恋しくなったら

22.水道&光熱事情  23.ハロウィン  24.クリスマス  25.お正月  26.警察事件  27.働く子供たち  28.イタリア男 29.留学を終えて・・・BGM付♪



               


交通事情@

交通手段国鉄、地下鉄、トラム(路面電車)、バス
また、車、モト(バイク)で出掛けることが多いです。
自転車はほとんど見かけません。観光客のレンタサイクルか、
サイクリング用の自転車で走ってるのを見るくらいです。
ローマは石畳が多く、観光客が多いためでしょう。

では、それぞれの乗り物でのエピソードを紹介します。\(^-^)/






バスの乗客は、あぁ大変!

バスはローマ市民には欠かせない交通手段。
オレンジ色が一般的ですが、
観光客が多く利用する路線は緑色で、2車両連結しているものもあります。
街の中心、テルミニ駅のバスロータリーを見ても、街中のバス停を見ても、
路線の多さにビックリします!o(◎o◎)o

あっちにもこっちにもバスが走り、目的地に行くのに、数種類のバスがあり、
なるべく近道で行くものを選ぶのですが、あまりこだわっても、時刻表は
あってないようなものなので
目の前に来たものが目的地に行くなら、
それに乗ったほうがよいです。


(ルーズなんですよ、イタリアは(^_^;) )


日本では、バスに乗車した時のルールとして、
「停車するまで席を立たない!」
とありますが、イタリアのバスではそんなのんびりしていたら、置いていかれてしまいます。
自分が降りる1つ前のバス停を過ぎたら、
走行中でもサッサと出口に向かいます
アナウンスのような親切なものはないので、外の景色を見て、自分で判断します。

(ほんと、テキトー)


さらに、周りの乗客に「シェンデ(降りますか)?シェンデ?」と聞きまくるのがイタリア流。
降りない乗客は邪魔扱いで押しのけられ、降りる人は出口の前でスタンバるのです。

目的地も自分で判断し、降りるのも誰にも頼らず自分で!さらに、車内には財布を盗もうとする
ジプシーがいるので、乗客は自分の身をしっかり守らなければならないのです。あぁ、大変!




路線バスで家まで連れて行ってくれるの?

それぞれのバスには一応
『路線番号』があり、ルートが決まっていますが、
時に、何の前ぶれもなく急遽変更します。
バスルートが工事中だったり、混んでいたりすると、運転手の気まぐれなのか
知りませんが、全く違うルートをスイスイ行くことが良くあります。

(日本で、これをやったら市民からクレームが来て大変でしょうね・・・)

最初は
「あれ?いつものバスに乗ったのに景色が違う。私が間違えたんだな。」
と自己解決していたのですが、ある日衝撃的なことが起こりました。

家に帰るバスに乗った私。私は、真ん中あたりの座席に座っていたのですが、
その時間帯は乗客が少なく、とうとう私と運転手二人きりになりました。
すると、運転手は
「おい、君はどこで降りんの?家どこ?何通り?じゃあ、家まで送ってやるよ!」
と言うのです。これにはビックリしました。
本来のルートでは、私の家の前には行かないのに。
「まぁ、いいや!ラッキー!」と思ったのも束の間、「もっと前の席に来いよ!」と言うので、
何かと思ったら運転中の自分のヒザをポンポンとたたいて、
「ここに座りなよ!」だって。

もう一度言いますが、
公共のバスですよ〜。
あきれて何も言えませんでした。ヽ(;^0^)/


あ、そう言えば
北イタリアのルッカに一人旅した時も、バスに乗ったら乗客が私一人で、
宿泊するユースホステルの前まで送ってもらったことがありましたっけ。規則はないのかなぁ?





時刻表があてにならない電車事情!

イタリアの電車が遅れる
というのは有名な話ですが、これほどまでに遅れるとは・・・。
時刻表どおりに目的地に到着すると、拍手を送りたくなるほどです。
当たり前に遅れるので、駅の案内板にも最初から
「何分遅れ」というプレートが入っています。

旅の間、
「次の電車の時間までに急いで食事を済ませよう!」と、ほとんど味わいもせず
食事をして駅へ行くと
「ローマ行きは40分遅れです」なんてことはざら。
電車があるだけラッキーです。
一度、
ミラノからローマ(テルミニ駅)経由ナポリ行きの列車に乗った時は大変でした(^_^;)
私はローマに家があるので、ローマ(テルミニ駅)までで良かったのですが、
ローマ到着時刻から、
ストライキが始まる為、乗客はローマより先に行かれなくなりました。

アナウンスによると、
「臨時列車を出すけど、テルミニ駅には止まらず、オスティンセ駅からなので、
ローマより先に行く乗客の皆さん、テルミニ駅で降りたら、地下鉄に乗り換え、
ピラミデ駅まで来てください。」
だとか。

(地下鉄ピラミデ駅と国鉄オスティンセ駅は連絡通路を歩いて行けます。
 ちょうど、東京駅と大手町駅みたいな感じです!)


イタリア語が分からない旅行者は、どうしたんでしょうかねぇ・・・?




イタリア人は知らない人とでも良く喋るので、待っている間に、そこら辺の人と
すっかり仲良くなってしまったりします。そして電車が来て、目的地までさっき出会った人と
おしゃべりをするので、退屈することがありません。
良いんだか悪いんだか・・・。
イタリアでの人々の出会いに、この交通事情が一役買っているかもしれませんね?!





               

inserted by FC2 system