第1章(長期滞在編)

1.暮らし  2.食べ物とレストラン  3.ローマ在住日本人  4.やってみよう  5.失敗

6.出会い(前半) 7.出会い(広場) 8.出会い(後半) 9.留学準備 10.トラブル・おまけ!



第2章(留学編)

1.イタリアとの出会い 2.私が暮らしたアパート 3.お友達のお家 4.イタリアならでは 5.カッフェへのこだわり 6.ジェラートへのこだわり 7.ピザへのこだわり

8.リストランテとトラットリア
  9.語学学校@  10.語学学校A  11.失敗と発見色々  12.手作り料理  13.アルバイト  
14.交通事情@  15.交通事情A

16.友達との過ごし方 17.ポルタポルテーゼ 18.友達同士のイタリア語 19.ナヴォナ広場の夜BGM付♪ 20.電話とインターネット 21.日本が恋しくなったら

22.水道&光熱事情  23.ハロウィン  24.クリスマス  25.お正月  26.警察事件  27.働く子供たち  28.イタリア男 29.留学を終えて・・・BGM付♪



               


イタリアのクリスマス





イタリアでは、クリスマス(ナターレ)飾りとして、『クリスマスツリー』と並んで、
一般的なのが
『プレセーピオ』です。
『プレセーピオ』とは、
聖書のキリスト誕生のシーンを人形を飾って再現したミニチュアです。
各家庭や街のあちこちで、大きさの差こそあれ、12月初旬から1月6日のベファーナまで飾られます。
写真の『サン・ピエトロ寺院』にも巨大な『プレセーピオ』が飾られて、
記念撮影をする観光客でごった返しています。

簡単なものでは馬小屋周辺だけを再現しているのだけれど、
もっと大掛かりに、家の模型と周りの風景、近くの丘の羊の群れまで再現したものもあります。

この『プレセーピオ』を飾るには
ルールがあって、
クリスマス(ナターレ)当日まではキリストの人形は飾らないことになっています。
そして、クリスマス当日の朝に、かごの藁の上にキリストを置いて、その誕生を祝うのです。

また、シーズン中は街に『プレセーピオ』を売る屋台も出て賑わいます。
有名なところとしては、ローマでは
『トレヴィの泉』のそばの細道かな。
細い道にずらりと屋台が並び、中には、店内で作成しているお店もあり、
製造過程を見ることができたりします。
パーツのバラ売りもしているので、お土産にする観光客も大勢います。


  

上の写真のように、街のあちこちに巨大な『クリスマスツリー』が飾られます。
もちろん夜はライトアップされて、とってもキレイ!
また、各家庭にも、『クリスマスツリー』を飾りますが、これまた
ルールがあります。
12月初旬にツリーを出したら、家族がそれぞれ
プレゼントをツリーの周りに並べます
クリスマスが近づくにつれて、ツリーの周りはプレゼントでいっぱいになるのです。
そして、12月24日の夜、家族で食卓を囲ってパーティーをし、
夜中の12時を迎えると、みんなでプレゼントを開くのです。


私の家の横の通りも、この通りライトアップされました。


クリスマス前は、皆が買出しする為、街もお店もすごーく混んでます。
特にスーパーマーケットは、カートに食材を山盛りにした人々が、
レジに行列を作ります。
「ちょっとだけ買いたい場合も、この長い列に並ぶのか・・・」
と思いがちですが、イタリアのスーパーは気が利いています。
『カッサヴェローチェ』という、数品しか買わない人専用のレジがあるんです!

イタリアでは、
12月23日〜26日は、すべてのお店がお休みです。
仕事より家族が大事。そして、宗教的な理由も挙げられますね。
イタリアでは多くの人がキリスト教徒なのです。



私の家の前の大通りです。キレイでしょ〜!


また、男女問わず、甘いものが大好きなイタリア!
クリスマスの二大伝統菓子と言えば、
『パンドーロ』『パネットーネ』です。

人々は、
「私は『パンドーロ派』よ!」「私は『パネットーネ派』!」
と二派に分かれます。
「どっちも嫌い」と言う人は、今の所私は出会ったことがないですね。
ちなみに
私は断然『パネットーネ派』です。

今や『パンドーロ』『パネットーネ』も、色んなメーカーが競争のように売っていて、
店では天井に付きそうな位、山になって積まれています。
形を変えたもの、チョコレートでコーティングしたもの、オレンジ風味、
レモン風味・・・などもあるけど、やっぱり人気は基本形。

あと、
『トッローネ』というヌガーのバーみたいなものも各種あって、有名。
ホームステイさせてもらっていたお家で、色んな種類のバーをもらいました。


 
露店で買った大きなドーナツを持つアイちゃんと私

 
私の右隣の男の子は私と同じくクリスマス生まれ!


私が毎晩のように通っていた広場『ピアッツァ ナヴォーナ』は、この通り、
クリスマスシーズンは、ぎっしり露店が並び、中央には、回転木馬まで現れて、
人々で賑わっています。露店ではベファーナのおばあさんの人形がたくさん売られていました。







クリスマスイブの夕食は、魚料理中心というのが伝統。
私はお友達の家のクリスマスパーティーに参加させてもらいましたが、
メニューはこんな感じでした。

・サーモンと蟹のあっさりしたパスタ
・白身魚
・海老
・フィノッキオとオレンジの盛り合わせ
・くるみとクリームチーズのサラダ
・パイ
・チーズとココナッツをまぜたココア団子
・フルーツフリット


クリスマス当日のプランツォ(昼食)は肉料理
というのが伝統。
メニューはこんな感じでした。

・サラダ
・ジャガイモとローズマリーの炒め物
・トマトソースであえたスパゲッティ
・アバッキオ(子羊)

家族の分だけでも大変な量なのに、私の分も用意してくれたお友達のマンマに
感謝します。マンマ、本当にありがとうございました!\(^-^)/


      




               

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