第1章(長期滞在編)

1.暮らし  2.食べ物とレストラン  3.ローマ在住日本人  4.やってみよう  5.失敗

6.出会い(前半) 7.出会い(広場) 8.出会い(後半) 9.留学準備 10.トラブル・おまけ!



第2章(留学編)

1.イタリアとの出会い 2.私が暮らしたアパート 3.お友達のお家 4.イタリアならでは 5.カッフェへのこだわり 6.ジェラートへのこだわり 7.ピザへのこだわり

8.リストランテとトラットリア
  9.語学学校@  10.語学学校A  11.失敗と発見色々  12.手作り料理  13.アルバイト  
14.交通事情@  15.交通事情A

16.友達との過ごし方 17.ポルタポルテーゼ 18.友達同士のイタリア語 19.ナヴォナ広場の夜BGM付♪ 20.電話とインターネット 21.日本が恋しくなったら

22.水道&光熱事情  23.ハロウィン  24.クリスマス  25.お正月  26.警察事件  27.働く子供たち  28.イタリア男 29.留学を終えて・・・BGM付♪



               


働く子供たち

ローマには、イタリア人以外の諸外国の人たちも大勢住んでいます。
イタリア政府が、異民族も受け入れ許可をしているからだとか。しかし、
仕事をする権利を与えない為、子供が働いている光景をよく見かけます。
(イタリア語で聞いた説明なので、違っていたらゴメンナサイ)



花売りの子供

ローマの主要広場は、昼夜問わず、演奏家やパフォーマンスをする人がいて、
地元の人々や観光客でいつも賑わっています。
そこで、
観光客目当てに、バラの切り花を売る子供たちを見かけます。

イタリアには
チップの習慣があるので、演奏やパフォーマンスを見た人々は、
少額のお金を置いて行くのです。お金の代わりに、バラを1輪買って渡したりもします。
また、旅行客やデート中の恋人同士をターゲットにしているのかもしれません。

毎日同じ広場に行くと、そんな子供たちとも顔見知りになってしまいます。
自称Laura(ラウラ)ちゃんからは、会うたびに「Ciao!」と声がかかるようになりました。

私は彼女から花を買ったことはなかったけど、別の観光客が買った一輪のバラが、
ソプラノサクソフォンを演奏するアンディ経由で、私にプレゼントされたことがありました。

もらった深紅のバラは、水分が抜け、新鮮とはとても言えなかったです。
子供たちは、今日も花を持って広場へ向かうのでしょうか・・・。


  

車道の子供

ローマ市内を車で移動中、信号待ちをしていると、子供が車に向かってやって来ます。
車道に歩いてくるので危ないと思うのですが、小さなシゴトをするためなのです。
タオルを持って
「窓を拭きませんか?」と言ったり、箱に入ったティッシュやガムなどを見せ、
売りに来るのです。
イタリアでは日常的な光景で、運転手も特別な感情を持たずに、「シッシッ!」と追い払うか、
ポケットから小銭を取り出し、子供たちにあげています。

イタリアの路上では、恵まれない人に小銭をあげる光景を、本当によく見るのです。




レストランで物売りの子供

トラットリアや、団体観光客の来るリストランテでは、食事をしていると子供が
テーブルにやって来ます。切り花や、小さな箱にライターや小物、オモチャを入れて、
客に売ろうとするのです。
店員は、見て見ぬふりをするか、追い払うかですが、子供たちは懲りずに何度でもやって来ます。

地元の人は買いませんが、観光客の男性が、連れの女性にあげたり、
情に厚い我々日本人観光客が、買ったりしているようです。




地下鉄やバスでお金をスリ子供

イタリアの旅行ガイドを見ると、必ず載っているのが、乗り物内でのスリ
大人だけでなく、子供でもプロのスリ集団がいます。数名でターゲットを決めて、
チームプレイで財布を盗むのです。

ターゲットは、ほぼ100%観光客です。
ウエストポーチだろうがリュックだろうが、普通のカバンでも巧みな技で盗むのです。

すぐに気づいた観光客が大声を上げると、周りのイタリア人たちが彼らを怒鳴って
叱り、盗った財布を投げ返し、次の駅で降りていきます。

降りた後の様子を見ると、盗るのに失敗した子供を、ほかの子供が容赦なく蹴りつけています。
これも日常の光景です。
イタリア人の説明によると、
「彼らは親から『お金を盗って来い』と教育されている。
家に手ぶらで帰ると、親からも怒鳴られるんだそうだ。」
とのことです。

考えさせられる話ですね。



有名なスペイン階段の近くでも、子供たちは働いています。




               

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