サッカー開催のある日。街の中心なのに、誰もいません。(￣○￣;)

最後に・・・ ずっと憧れていたイタリアに住み、本当に嬉しかったですが、 言葉も習慣も異なる日本人の私には、楽しいだけではありませんでした。 それまで海外へは『旅行』でしか出掛けたことがなかったので、楽しいばかりでしたが、 生活をすると思うように行かないことも多く、「日本に帰りたい。」と思うこともありました。 私の身体は、気づかぬ内に少しずつストレスをためていたようです。 帰国時の私の顔は、ボツボツ吹き出物だらけで、軟膏を塗ると顔中真っ白。 また、滅多に出さない鼻血を頻繁に出すようになりました。 そんなわけで、私のイタリア滞在は幕を閉じたのでした。 思えば、イタリアにやって来た時はひとりぼっちで、 空港から市内に向かうのも、不安だらけでした。 自分が来たくて来たのだから、期待でいっぱいでしたが、 やっぱりある程度落ち着くまでは常に不安でした。 けど、イタリアから日本に帰る時、もうひとりではありませんでした。 友達が空港まで付き添ってくれ、別れの寂しさをごまかすように、 最後まで大騒ぎで、荷物を乗せるカートに乗って大笑いしていました。 仲間たちの声が耳に残ったまま、私はひとり帰国しました。 勇気を持ってイタリアで生活した自分に、良くやったと拍手を贈ろうと思います。 そして、娘を遙か遠いイタリアの地に行かせてくれた、寛大な両親にもお礼を言います。 ありがとうございました。(^ー^) この経験は、私の人生でかけがえのないものとなりました。　　　　　　　＜完＞