第1章(長期滞在編)

1.暮らし  2.食べ物とレストラン  3.ローマ在住日本人  4.やってみよう  5.失敗

6.出会い(前半) 7.出会い(広場) 8.出会い(後半) 9.留学準備 10.トラブル・おまけ!



第2章(留学編)

1.イタリアとの出会い 2.私が暮らしたアパート 3.お友達のお家 4.イタリアならでは 5.カッフェへのこだわり 6.ジェラートへのこだわり 7.ピザへのこだわり

8.リストランテとトラットリア
  9.語学学校@  10.語学学校A  11.失敗と発見色々  12.手作り料理  13.アルバイト  
14.交通事情@  15.交通事情A

16.友達との過ごし方 17.ポルタポルテーゼ 18.友達同士のイタリア語 19.ナヴォナ広場の夜BGM付♪ 20.電話とインターネット 21.日本が恋しくなったら

22.水道&光熱事情  23.ハロウィン  24.クリスマス  25.お正月  26.警察事件  27.働く子供たち  28.イタリア男 29.留学を終えて・・・BGM付♪



               


お正月

  

2001年(21世紀幕開け)のお正月は、アレッサンドラとマッシモの家
で年越しパーティーをしました。

(イタリアでは、クリスマスは家族と過ごし、お正月は友達と過ごします。
 日本と反対ですが、イタリアはキリスト教徒が多く、宗教上の理由でしょう。)

サーモンを載せたパン、チーズたっぷりのペンネアッラッビアータ、
レンズ豆の煮物、パネットーネ、パンドーロ
を食べました。
レンズ豆は、イタリアでは
お正月に食べると縁起が良いとされています。
お金が貯まるとか、色々意味があるらしい・・・。

マッシモの彼女が黒いロングスカートを、音楽に合わせヒラヒラさせて踊っていたら、
マッシモが
「ジンガリみたい・・・。」と言い、大爆笑しました!

(イタリアではジンガリ(ジプシー)と呼ばれる、スリが沢山いて、観光客目当てで
 路上や乗り物の中で財布を盗んで、生活しています。彼らの特徴の1つとして、
 女性は、ロングスカートで赤ちゃんを抱いているのです!)


そして、年越しのカウントダウンをして、近くの海岸に出て大騒ぎしました。楽しかったな〜(^ー^)




サンタではなくおばあさん?

イタリアでは毎年1月6日ベファーナの日です。
この日、魔女のようなおばあさんが子供たちに贈り物をもってくる
と言い伝えられています。
ベファーナという魔女が、夜寝ている間にほうきに乗ってやって来て、
枕元に靴下に入れたプレゼントをこっそり置いて行ってくれるのです。

良い子にはDolcini(お菓子)、悪い子にはcarboni(黒い炭)。(^o^)丿

そのためクリスマス以降、街のお菓子屋さんには、
ベファーナ用のお菓子と炭(炭の形をした砂糖菓子)がズラリと並びます。
人々は、家族や友人にプレゼントするために、
あれこれ悩んで、くつしたを選び、中に入れるお菓子を選んで、
オリジナルの詰め合わせを作るのです。

お店に入ると、まさに押し合いへし合い状態!!
日本で例えるなら、バレンタイン直前のチョコレート売り場のような感じです。
(想像できる、でしょ?)

皆、それぞれに、あげる人の喜ぶ顔顔を想像しながら、混雑の中、
自分の世界に入って、じっくり選ぶんです。

お店ではだいたい、天井に
さまざまな大きさの赤いくつしたが吊るされ、
キャンディー、チョコレート、クッキーなどがバラ売りされています。
大きなスーパーマーケットでは、一部ベファーナ専用コーナーが設けられ、
そこだけ人だかりがすごかったりします。

私も、お友達のラウラたちと一緒に買いに行きました。
くつしたの先に、こっそり炭のお菓子を入れるのが、お決まりのようですね!


クリスマスに続き、年末年始のイタリアは街全体がイルミネーションに包まれ、とても賑やかです。
お正月が過ぎると、今度はセールが始まります。2月に入ると、イルミネーションが片付けられ
少し静かな街に戻りますが、今度は2月27日まで『カルニバーレ(謝肉祭)』
この日は何をしても許されるそう。特に、2月末、コルソ通りは物の投げあいですごいのです!
店のガラスのショーウインドウが割られるなど、毎年あちこちで被害が出るそう。
地元の人たちは、この迷惑な騒ぎには行かないようです。




               

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