一般家庭のお風呂
湯船に浸かってゆったりと入浴を楽しむ私たち日本人が、イタリアで困るのはお風呂です。
中級以上のホテルでは、大体バスタブがついているようですが、(あり・なしを選べる)
一般家庭では、バスタブがあればラッキー。シャワーだけのお宅もけっこうあります。
イタリアでは、お風呂とトイレが同じスペースにあり、いずれも『bagno(バーニョ)』と呼びます。
だから、「トイレはどこですか?」「お風呂はどこですか?」は同じ単語となるわけです。
まぁ、お風呂の場所を聞く人はあまりいないと思いますが・・・。
また、入浴のことを『fare la doccia(シャワーを浴びる)』と言うことからも、
お湯をはって湯船に浸かる、という感覚はないのかもしれません。
トイレと同じスペースにあると、家族の誰かが入浴中、他の人はトイレに入れません。
「これから、お風呂に入るけど、トイレに行きたい人はいない?」
なんて会話がありそうなものですが、私が暮らした限りではそういう会話はありません。
恐らく、入浴時間が短いので、さほど困った経験もないのでしょう。
(私は、ホームステイ先でお兄ちゃんが入浴中にトイレに行きたくなり、悲痛な叫びをあげましたが。)
お風呂とトイレが一緒だと、床がビシャビシャになってしまいます。
「バスタブにしっかりカーテンを引けばいいことじゃないか!」と思いますが、
なぜか分かりませんが、カーテンがないことが多いのです。
はて?イタリア人の皆さんは困らないのでしょうかね???
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