絵本の翻訳を頼まれる
ある日、広場でいつものように遊んでいると、仲間の一人にあるお願い事をされました。
それは、ミニ冊子絵本の日本語訳をして欲しいと言うのです。
「はぁ〜〜?私の語学力のなさは、十分知ってるでしょ?」と返したのですが、
イタリア語で書かれているそれを、一度英語にするから、英和辞典で単語を調べて、
日本語訳ができるだろう、と言うのです。そんなぁ、ムチャクチャなぁ・・・。
でも、ラウラの手伝い付きで引き受けることになりました。果たして、どうなる?
私達は彼の事務所に行きました。イタリアでオフィスに入るなんて、ドキドキです!
部屋からイタリア人がいっぱい出て来て、私に次々と挨拶してくれました。
イタリア人の挨拶は、握手し「ピアチェーレ(初めまして)」+自分の名前。
私なら、「ピアチェーレ、ミル!」と言う具合です。
全員に言われ、私はさらに固まっていました。マリオだの、マルコだの、マウロだの
言われたって、覚えられるわけないでしょ!イタリア人の皆さん、同一の名前が多いのです。
(実際、私のホームページでは、4名のラウラが登場しているのです。)
帰りに彼が「今日は良くやってくれたから、ジェラートをおごるよ!」と言い、
「わーい!」と喜んでいたら、ジェラテリアではなく、小さなバールへ行き、
棒付きアイスを買ってくれました。
日本では、「アイスクリーム」と「ジェラート」を使い分けているけど、
イタリアではこれらをまとめて「ジェラート」と言うのですね。新たな発見でした!
(私が翻訳した絵本は、原稿をスキャナーで取り込み、あるホームページに
載っています。恥かしいから教えませんが。っつーか、間違えだらけだと思う。)
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